こんにちは、茶の介です。
第158回簿記3級試験の難易度が上がりすぎて荒れているみたいですね。
簿記についてと、今回の内容について簡単にまとめていきたいと思います。
簿記とは?
簿記を簡単に説明すると、日々の企業(個人)のお金の出入りや取引を記録、帳簿に記入し、一定期間ごとに決算を行い、報告書にまとめる作業のことです。
つまり、会社の家計簿をつけるために必要な知識、資格が簿記ということになります。
簿記3級の試験範囲は?
簿記試験を行なっている日本商工会議所のHPには試験範囲はこのように表記されています。
簿記3級レベル⇨
業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。
基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping
簿記の難易度は?
簿記試験の難易度はどれくらいなの?
3級の合格率は40~50%前後
2級の合格率は15~30%前後です。
3級は比較的易しいレベルですが、2級になると難易度が上がります。なお、最難関である1級の合格率は10%前後となっています。
【第158回】試験は何があったの?
Twitterのトレンドにも簿記3級がランクインしています。
一体今回の試験で何が起きたのでしょうか。
Twitterを除いてみましょう!
前回より、格段に問題の難易度が上がり、(特に問2で心を折られた人多数)
配布された計算用紙が綴じられていて使い物にならなかったという意見が多かったです。
さらに、試験時間が2時間⇨1時間に短縮されたことも難易度を上げた原因の一つですね。
日本商工会もコロナ禍での試験で、問題数を減らして時間を短縮するという意図もあったと思いますが、ふるいにかけたように見えます。
日本商工会の意図は?
前回の試験が少し簡単だったため、第158回の試験で合格者の調整を図ったとささやかれています。
資格試験は絶対評価と相対評価があります。
絶対評価
・「満点の70%以上」というように絶対的な合格基準が設けられている。
・合格率は毎回変動する。
・試験要領などに明確に「合格基準は満点の○○%以上とった者」のように明記されている。
・要するに求められている水準をクリアできれば合格できる。
・自己採点した段階で合否がすぐわかる
・例)日商の検定(簿記・ビジネス実務法務・カラーコーディネーターなど)、情報処理技術者
相対評価
・「全受験者の上位○%」が合格となる
・当然合格率は毎回ほぼ一定になる
・試験要領などに「おおむね○○点以上とったら合格」と書いてはあるが、実際には得点調整が行われることがあり、素点ではその水準に達していなくてもなぜか受かるケースもある。
・要するに全受験者の上位○%に入れば合格できる。
・例)有名国家試験は大概このタイプです(宅建・社労士・司法書士・行政書士など)
簿記試験は絶対評価による採点ですので、一気に難易度が上がったのかも、、
今回の試験を受けた方達は少しかわいそうな気がしますね。
しかし、簿記資格は就職に有利になります。(ひろゆき氏もオススメ資格)
また、貸借対照表、損益計算書を読めることで会社の業績がすぐにわかるようになり、私生活でも役に立つスキルが身に付きます。
今回打ち砕かれた人も、受かるまで挑戦すれば無駄にはならないので諦めずに挑戦し続けてください。
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